2022.01.01 編集後記agoramin 第378号 編集後記 ツイート シェア Google+ はてブ Pocket 初めてのパルスオキシメーターを装着した。年末に受けた手術入院でお世話になったこの医療機器は、コロナ感染症での肺炎リスク検査でもお馴染みだが、血液の酸素供給が正常に行われているかどうかを測定するアイテムだ。 しかし、今回の全身麻酔経験は好機だった。誤解恐れずに言うと麻酔入眠中は、痛みなき冥界への旅立ちの数時間でもあった。この自覚なき一時的な死の境地から目覚めは実に爽やか。入院生活での読書は至福となり、現世を満喫する幸福な時間浮遊だった。 (安)