第329号 編集後記
一家団欒。年末から新年に向かうこの時期になると、この四字熟語が復活する。いや、想像力の欠如した幸せ家族のイメージなのかもしれない。一家団欒は死語になりつつあるのではと感じる。時代の変遷とともに、家庭像は変わり、家族単位が…
一家団欒。年末から新年に向かうこの時期になると、この四字熟語が復活する。いや、想像力の欠如した幸せ家族のイメージなのかもしれない。一家団欒は死語になりつつあるのではと感じる。時代の変遷とともに、家庭像は変わり、家族単位が…
母がわが子へ語りかける柔らかく慈しみに満ちた声。数十年前の友人の声がいまだに耳に残っている。友人の息子は生後すぐに網膜芽細胞腫で両目を摘出した。母である彼女は、盲目の息子の目となり、彼の成長に伴い語り続け、教育をした。そ…
波乱の幕開けとなった10月。あまりにも急すぎる衆議院解散総選挙に戸惑う。安倍首相は2年後に消費税を10%に引き上げ、増収財源の使い道は国の借金返済や子育て支援に充当する」「憲法改正」などの政策を提案。内容をじっくりと検討…
AGORA(アゴラ)って、どういう意味?読者から問い合わせ。電話ではアブラ?と聞き返されることも多々…。そのたびごとに、「ギリシア語でひろばという意味で」と勢い込んで説明。 屋号の命名者は、弊紙を創業した前女性代表。およ…
夏の花火。夜空を見上げて気分も高揚するが、一抹の喪失感も味わう。一瞬にして幻と化す儚さを、人の命の終焉に重ねる瞬間だ。 72年前の8月1日、B29大型爆撃機が新潟県長岡市を来襲。1時間40分間の爆撃で1485名の犠牲者が…
弊紙は今号をもって324号となった。ふと、2年前の7月号に想いを馳せてみる。300号に到達したことを受け、記念特集号を組み地元出身の有名人を取材するために東京まで足を延ばした。 この行動を促したのは数年前の200号達成パ…
新生AGORAプロジェクトが進む。 新体制を組もうということで、慣行に陥る愚を排除しようと、紙面の見直しに徹して議論を重ね、外部評価を求め、辛口の意見には積極的に耳を傾けてきた。いや、傾聴してきたつもりかもしれない。 編…
毎月、弊紙を愛読して頂いているアゴラ愛読者は5月号の紙面を見て、お気づきになっただろうか・・・。 新生アゴラプロジェクトに共感してくれる制作スタッフの意気込みを感じてほしい。 年度が変わった節目を機に、編集制作について内…