第327号 編集後記

波乱の幕開けとなった10月。あまりにも急すぎる衆議院解散総選挙に戸惑う。安倍首相は2年後に消費税を10%に引き上げ、増収財源の使い道は国の借金返済や子育て支援に充当する」「憲法改正」などの政策を提案。内容をじっくりと検討する間もなく22日に投開票される選挙は、「大義なき総選挙」などとも呼ばれる。だが、野党共闘のドタバタ騒ぎも気が重い。選挙の結果は票数で決まる。組織票にうごめく暗黙の忖度は度外視して、一票の重みを信じて投票に臨みたい。後世の時代に遺恨を残さないために「前に進み続けよう」。keep on going
日野原重明氏のラストメッセージに、今の時代を生きていくことの使命感を強く思う。

(安)