2021.08.01 編集後記agoramin 第373号 編集後記 ツイート シェア Google+ はてブ Pocket 真っ青な空に雲の峰。太陽はエネルギーに満ち容赦なく大地を焦がす。土に根を張り向日葵の花は太陽に笑顔を向け、ゆらりと揺れながらも、すっくと立つ。 植物は4億年程の時間をかけて少しずつ枯れて腐り養分になり豊かな大地を育んだ。 古来、土に神の霊が宿ると信じられてきたのは、大自然の神秘を怖れ、共生してきた生物としての人間の皮膚感覚なのだ。 だが、人はいつから五感が薄れて、鈍くなったのだろうか・・・ コロナ禍での炎天下のオリンピックに違和感を覚える。 (安)