競泳の池江璃花子選手が白血病を発症し、10ヶ月間の闘病を経て、いまは2024年のパリ五輪出場とメダル獲得を目標にアスリートとしての決意を固めている。
白血病と言えば、40数年前、出会ったばかりの夫との過去の会話が蘇る。同じ病に冒された亡弟を悼む彼の心情に、当時、想いを寄せた。
先月23日、東京五輪のメイン会場で池江さんは自身の入院生活を振り返り、「救いになったのは、たくさんの医療従事者の方に支えていただいたこと。しかも今は、コロナという新たな敵とも戦っている。本当に感謝しかありません」と世界中に向けて発信した。医療の進歩と疫病の脅威。様々に交錯し、感慨深い。
(安)