第384号 編集後記

7月10日は参院選の投票日。選挙期間は17日間。公示が通常より1日前だったのは、6月23日が第二次世界大戦の犠牲となった沖縄の「慰霊の日」。その配慮からだという。
有権者の権利は紙切れ1票。暮らしやすい世の中になりますようにと、淡い期待を込めて票を投じる。
毎回選挙に行く度に、政党信奉のお祭り騒ぎに巻き込まれることのない真の政(まつりごと)の実践者に一票を託したいと願う。
だが、なぜに投票率が上がらないのだろう。どうせ、だれがやっても同じ…。諦めは自分の存在を否定する。本来の公示日の彼の地の悲劇。1票の責任は重い。

(安)