弊紙創刊は1990年。その前年、1989年は昭和最後の年の昭和64年だが、1月1日~1月7日までの7日間のみで、昭和64年1月7日は存在するが昭和64年1月8日は存在しないことになる。何ともはや、ややこしい。役所や金融機関など公的文書などでは元号表記が通例だが、編集上での西暦か元号かの表記ルールの選択肢には迷うことも多い。経年を調べるときには手帳での確認が常だ。
弊紙の題字は、毎月発行の数十年間に幾度か変わった。ギリシア語の「アゴラ」がお茶の間にすんなり受け入れられているか、いまだに模索を続けている。弊紙330号をお届けできる喜びとともに、気を引きしめる新年のスタートだ。
(安)