30年位前だったか、新聞社勤務の傍ら、全国各地の取材記事を書いていた時期があった。フリーライターの仕事は安穏としていられない。同行カメラマンから聞くのは他のライターの原稿制作のツールだった。手書き、ワープロ、パソコンと変遷。出版社、広告代理店もデータ変換に苦慮していた程度だが、「紙媒体がなくなる」と、sohoワークの青年と出会い、彼の言葉に反発を感じながらもITは単なるツールだと理解した。だが利用価値は限りなく高い。今、コロナで働き方が急速化。自治体でもSNSツイッターを駆使しているが、スピードが全てではない。効率化で、行政職員の心が疲弊しないか気になる。
(安)