ロシアがウクライナに侵攻して、状況はますますエスカレート。
異国の地にいる人たちは、悲惨な日々になすすべもなくおびえている。この地球上で生かされている「命の重さ」。
戦争の死者数が淡々と報道される現実が恐ろしい。子どもたちが犠牲になった映像に心が痛む。
「戦争は女の顔をしていない」。第二次世界大戦でのソ連の従軍女性兵士から聞き取りを著したノーベル文学賞作品だ。
「正義」を標榜するエゴイズム。愛国心の鼓舞を訴えるプロパガンダ。鵜呑みにして呼応する市民たち。見えない群衆の「罪」について考えた。
(安)